プロローグ


 雪の中、俺は帰ってきた。故郷に…。
 雪が降る中、懐かしい景色とともに俺の乗った電車はホームに入っていった。自 分は大学を卒業し、一人暮らしの許可を得て、今住んでいる所とは違う、自分の生まれ た村、山奥にある"雪穂村"にやってきた。もともと、俺の親がカケオチなどと言って、 両親、つまり俺のじいちゃん、ばあちゃんの反対を押し切って結婚し、長いこと住んで いた村だ。ここで生まれ、そして育った。俺は、そこでしてきた約束を果たすために、 大学を卒業するまで待ち、親に了解を得て、この村に帰ってきたのであった。


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